そもそもビールって
酒税法により、ビールは「麦芽、ホップ、水及び麦その他の決められた副原料」のみで作られ、その比率なども厳密に決められているので、既定の量を超えたりほかの材料が入ると「ビール」ではなく「発泡酒」の扱いになりますが、その基準もたびたび改正され幅広くなってきています。どちらも同じ発泡性酒類となり一般的には両方ともビールと呼ばれています。
エールとラガー
麦芽・ホップ・水そして酵母からつくられるビールですが、酵母が麦汁の表面に浮き上がってくる上面発酵のエール酵母、酵母がタンクの底に沈んでいく下面発酵のラガー酵母という二つの酵母の種類によって「エール」、「ラガー」と分けられます。
豊かな香りと深い味わいのエール、すっきりとキレのあるラガー、酵母の違いによってまったく異なる味わいになるのです。
クラフトビールの誕生
1994年日本の酒税法の改正により、ビールの生最低醸造数量が2000klから60klに規制が緩和され、小規模製造でもビールと認められるようになりました。各地の特色を生かした副原料を加え、地ビール、クラフトビールという個性あふれるビールが次々と誕生しています。
豊かな風味がもたらす、今まで知っていたビールとは違う感動を楽しんでください。